貧困から子供の脳を救う

貧しい家庭の子供は同級生と比べて様々なテストの成績が劣る傾向にある。進学率は低く,社会に出てからも不完全雇用になりがちだ。近年の研究によって,貧しい家庭に育つことによる教育・就業上の不利な状況が子供の脳の大きさと形,機能にかなりの違いをもたらしうることがわかった。悪影響を抑える方策を探るため,少額の補助金給付が脳の健全な成長を増進するかどうかを調べる実験が予定されている。