大型の脊椎動物1個体の全身がわかる骨格というのは,なかなか見つかるものではない。それだけに,昨年公開された恐竜「むかわ竜」の全身骨格は,人々の度肝を抜いた。恐竜が繁栄を極めた白亜紀末の恐竜としても,また植物食恐竜としても,国内で全身骨格が見つかったのは初めてだ。しかも体長8mと,日本で発見された恐竜の中では最大級。北海道大学総合博物館准教授の小林快次は,「日本の恐竜研究史で最大の発見」と力を込める。恐竜の発掘・研究は欧米を中心に進んできたが,近年は日本を含むアジアやアフリカ,南米などで化石の発見が相次いでいる。
このような報道のすぐ後に、むかわを含む地域で地震。時間をおいて再度の地震。それでむかわは印象に残っている。