以前1999年の日本シリーズのラジオ中継で、川上哲治氏と森氏が解説をしていた。

以前1999年の日本シリーズのラジオ中継で、川上哲治氏と森氏が解説をしていた。
以下要約。
川上氏 「・・・(ピッチャー)交代だね。」
森氏  「え゛?もう交代ですか?」
川上氏 「交代」
森氏  「私なら次の回も投げさせます・・・・。」
川上氏 「・・・・・・・・・・」
   そして何とか抑えて次の回も無得点でクリア。結果、森氏の采配でもグットでした。
森氏  「私ならココで交代させますが・・・・・(中日・星野監督は)交代無いですね。」
川上氏 「これは日本シリーズと言う事を忘れてはいけない。短期決戦で負けは許されない。私なら交代と言った時、交代していた」
      短期決戦の日本シリーズは総力戦。臨戦態勢で勝たなければならない。次の試合に勝つ保証はない。
      選手の出し惜しみを一番してはいけないのが短期決戦の常だ。」
森氏  「・・・・・(川上監督、凄すぎ)・・・・自分は、まだまだです・・・・・・・・」
川上氏 「森君、情が一番要らないんだよ・・・特に日本シリーズではね。」
  試合は回を重ね、中日ピンチ到来。
川上氏 「彼(星野)は、1988年の日本シリーズ敗退から、何も学んでいない。こりゃ中日は負けるな。」
森氏  「・・・・・監督、まだ試合は終っていませんから・・・・・・。」
川上氏 「いや、こんな戦い方で勝てるほど日本シリーズは甘くない。良い選手を出し惜しみをしている時点で話にならない。」
結局負け。川上氏の言った通りの結果になった。
川上氏 「負けるべくして負けた。星野君は、以前の日本シリーズで、選手達を一列に並べて相手の表彰されるところを見せた。そして『悔しいか!?悔しいだろ!この光景を目に焼き付けろ!そしてリベンジだ!』と言っていた。しかし、一番分かっていないのは星野君自身だ。中日は残念だったが、負けるべくして負けたのだ。
↑このエピソードを覚えておくといい。もし星野がWBCの指揮を取ることになれば同じ光景を見ることになる。
1999年の日本シリーズのラジオ中継