はじめに
Part1 こどもの発達障害
成人後の受診でも小児期について質問されます
第一章 通常学級にも発達障害の可能性のある生徒がいました
Column 診断基準について/診断名について
第二章 発達障害とは――注意欠如・多動症と自閉スペクトラム症
注意欠如・多動症
二大症状1不注意症状
二大症状2 多動・衝動性の症状
診断の際に留意されること
二大症状のさまざまな組み合わせ
発達が阻害された理由(病因)
発達が阻害された場所とその機能(病態)
時間的経過1症状が改善する場合
時間的経過2症状の改善がみられない場合
18歳未満の薬物治療
自閉スペクトラム症
二大症状1社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応の問題
二大症状2こだわり行動
症状は早期から存在する
発達が阻害された場所とその機能(病態)
時間的経過
18歳未満の薬物治療
第三章 発達障害の児童に対する療育および支援
心理社会的治療2
応用行動分析とTEACCHプログラムの児童への応用
学校での適切な支援とは
周囲の人の適切な対応とは
まとめ 発達障害をもつ児童に対して心がけること
障害者枠就労を利用したAさん
障害者枠就労を徐々に受け入れつつあるBさん
Part2 おとなの発達障害
個人の特性をいかすために
第一章 おとなの事情
社会生活で求められる学生時代とは異なる能力
優勢となる不注意症状
発達障害者支援法の施行
結婚や就職
第二章 おとなでの診断――併存症の有無のチェックおよび質問紙法
自閉症スペクトラム指数(AQ)チェックリスト
成人期のADHDの自己記入式症状チェックリスト
第三章 おとなになって顕在化すること
おとなで現れやすい発達障害の種類
Column 発達障害をカミングアウトした芸能人とその著書
おとなの不注意症状(注意障害)
良好な長期記憶と容量不足のワーキングメモリー
第四章 おとなの薬物治療と環境調整
薬物治療
環境調整
職場環境
第五章 自立支援医療制度と精神障害者保健福祉手帳
自立支援医療制度
精神障害者保健福祉手帳 1
障害年金 1
第六章 精神科受診時の留意点
まとめ 皆と同じを目指さない・求めない