唯物論を包含した新宗教体系の編集に期待する声

新興宗教はいろいろあるのだろうが
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教では経典が整備されて
学ぶにふさわしい環境にある
新興宗教の中で将来の世界宗教になるに不足のない経典を整備しているものがどれだけあるか
それを考えるとキリスト教もイスラム教もかなりすごいものだと思う

キリスト教の経典はだいたい2000年程度経過しているのだと思うが
時代に合わせてどんどん変えろなどとは言わない
『解釈改憲』的な態度で1000年以上経過している。
『解釈改憲』で1000年は大丈夫ということだ

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を比較してみると
時代の変遷が分かる
やはりイスラム教が合理的で新しい
人間の生活が変化したから
経典も変化したと理解できる
現代から未来にかけて
新興宗教がイスラム教の次の聖典にチャレンジしていると思う
どのようなものができるのか興味深い
日本では鎌倉仏教の時代に
すこし出現したと思うが
ローカルなものにとどまっている
技術の進歩が人間の生活を変え、それが人間の意識を変える
新宗教はその地点に成立するものだ
だから現代のように急速に世界を変える技術革新の中にあって
人間の意識は急速に変化しているし宗教意識も変化しているはずなのであるが
キリスト教も解釈改憲時な態度で一貫している
原爆、水爆、化学兵器で戦争というものの意味が変化した
新しい宇宙論や量子力学の確立
情報革命で人間の意識を操作する技術がほぼ確立されている
生命科学分野で革命が進行中
科学的唯物論を包摂する形で新しい宗教原理を模索する動きは進行していると思うが
決定版は出ていない
そして大半の人々の意識が変化するのにはまだ時間がかかるのだろう
1900ねんから数えてもまだ100年しか経過していない