男性の4割「生涯独身でもOK」…その理由1位は?

厚生労働省が2015年の10月に発表した「平成27年版 厚生労働白書」によると、日本人男性の生涯未婚率(50歳までに一度も結婚したことがない人の割合)は、年々上昇していき、2035年にはおよそ3人に1人の29.0%にのぼるという。同調査では、「独身者のほとんどは結婚を望んでいる」と分析しているが、一方で、「生涯独身でも構わない」と考える人がいるのも事実。R25が20~30代の未婚男性会社員300人に調査したところ、41.7%にあたる125人が「生涯でも構わない」と宣言した。ではその125人が「独身OK」と考える理由はなんなのだろうか。
■一生独身でも構わないと考える理由TOP10
(13の選択肢から1~2位を選択してもらい、1位=2pt、2位=1ptとして集計。R25調べ。協力/アイリサーチ)
1位 お金を自分のためだけに使えるから 112pt
2位 妻子を養っていく自信がないから 68pt
3位 1人のほうが(妻に文句を言われたりせず)何かと気楽だから 43pt
4位 結婚相手を見つけるのが面倒だから 28pt
5位 自分の希望にあう女性は滅多にいないから 22pt
6位 自分を好きになってくれる女性なんていないから 20pt
6位 家庭に縛られたくないから 20pt
8位 誰かと一緒に暮らすのは苦手だから 16pt
9位 結婚しなくても困ることは何もないから 15pt
10位 一人の女性を愛し続ける自信がないから 12pt
金銭にまつわる項目は「結婚」を考えるうえでは外せないようで、「お金を自分のためだけに使えるから」が1位、「妻子を養っていく自信がない」が2位にランクイン。3位は同居生活のデメリットともいえる「1人のほうが何かと気楽だから」があがり、4~6位は相手女性にまつわる項目となった。では、細かくその声を聞いてみよう。
【1位 お金を自分のためだけに使えるから】
「ある程度自由に使えるのは大きい」(29歳)
「趣味が多いから、結婚をするとお金の自由がきかないから」(29歳)
「少なくともひとりなら何でもなんとかなる」(30歳)
「お金も時間も好きに使えるのは幸せだと思うから」(31歳)
【2位 妻子を養っていく自信がないから】
「責任を負いたくない」(30歳)
「まともに稼げるかわからない」(33歳)
「失業の危険性があるから」(38歳)
「養えるだけの収入を得る仕事がない 」(35歳)
【3位 1人のほうが(妻に文句を言われたりせず)何かと気楽だから】
「縛られることがないから」(31歳)
「時間を奪われない」(33歳)
「気楽だから」(37歳)
「好き勝手できるから」(38歳)
【4位 結婚相手を見つけるのが面倒だから】
「本当にそう思った」(26歳)
「結婚までの過程が面倒」(31歳)
「実際面倒だから」(37歳)
【5位 自分の希望にあう女性は滅多にいないから】
「これまでの経験から」(31歳)
「理想が高いから」(32歳)
「これまで生きてきた中でも、様々な面で自分に合うと思った人はいなかったから」(36歳)
以下、6位から下のコメントを抜粋すると…。
【6位 家庭に縛られたくないから】→「自由でいたい」(37歳)、【9位 結婚しなくても困ることは何もないから】→「結婚する方が色々な意味でリスクが高いと感じるので」(37歳)、【10位 一人の女性を愛し続ける自信がないから】→「飽きてしまいそう」(30歳)などなど。
コメントからは、「結婚したくてもできない」ことを悲観する声と、「結婚する必要がない」ことを肯定的(?)に捉える声の二極に分かれることがわかった。独身男性のみなさんはどちらに共感できるだろうか。