「風ふけば 落つる紅葉ば 水きよみ 散らぬ影さへ 底に見えつつ」(凡河内躬恒)

「風ふけば 落つる紅葉ば 水きよみ 散らぬ影さへ 底に見えつつ」(凡河内躬恒)
紅葉は、
池の畔で眺めていると、
地上の紅葉、
池水に浮かぶ紅葉、
池の底に沈み見える紅葉、
池の水に映る地上の紅葉などが見えて、
特に後三者は池水が鮮やかに澄んでいる場合見分けがたい
更に青空が背景を縁取ると
紅と黃、水面と空青が鮮やかなコントラストを形成する
いかにも職業歌人らしい歌
人生のじの字もない