パラオ、日焼け止め禁止 サンゴ礁保護で20年から
太平洋の島国パラオは2日までに、2020年1月からサンゴ礁に有害な物質を含む日焼け止めの販売や使用を禁止することを決めた。
BBC放送によると、米ハワイ州も21年から日焼け止めの販売や流通を禁じるが、国としてこうした措置に踏み切るのは世界初という。
AP通信などによると、紫外線吸収剤「オキシベンゾン」など対象となる10種類の化学物質のいずれかを含む日焼け止めやスキンケア製品の販売、使用を禁止する。
販売した場合は上限千ドル(約11万3千円)の罰金が科される。
入国時に所持していると没収されることになる。
パラオのレメンゲサウ大統領は「こうした罰則は、観光客に対する(サンゴ礁保護への)啓発と、訪問を敬遠させてしまうリスクとの間でバランスを取っている」とする声明を出した。
パラオは環境保全に積極的で、昨年12月には、入国時に旅券に押すスタンプのデザインを自然保護への宣誓の言葉に変更した。
出国時には「プリスティン・パラダイス(汚れのない楽園)環境税」として、1人100ドルを徴収している。
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こんなにまでサンゴ礁を保護しているのに
沖縄ではどうしたことか