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夢については、自然に忘れてしまうメカニズムがあるはずだ
現実の体験と同じ回路が働いて同じ信号が動いているのであれば
記憶も同じように作動するはずだ
夢の記憶が続かないのは
現実体験とは違う回路で動いているのだろうと思う
たとえて言えば揮発性の回路、あるいは一時記憶回路で、
朝に起きて、現実のいろいろが情報として入ってくると自然に消えてしまうような回路、
容量のとても小さなテンポラリーメモリーファイル
各人の思考や感情の複雑さに応じた夢を見るものなのだろうか
子供の見る夢は、夢の原初的な形を示しているものだろうか
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