29の専門分野の医師1万5,000名を対象に行った燃え尽き症候群およびうつ病に関する調査
燃え尽き症候群であると回答した医師は全体の42%(前年の51%から減少)、15%がうつ病または抑うつ状態を経験したと回答した。燃え尽き症候群の発現率は、集中治療科と神経科で最も高く(いずれも48%)、次いで家庭医療(47%)、産婦人科(46%)、内科、(46%)、救急科(45%)の順であった。発現率が最も低かったのは形成外科(23%)、次いで皮膚科および病理学(いずれも32%)、眼科(33%)、整形外科(34%)の順であった。
燃え尽き症候群の主な原因として、半数以上の医師が「お役所的業務が多すぎる」と回答。3分の1弱(31%)が、業務スケジュールや電話対応時間をより管理しやすくすることで、燃え尽き症候群を軽減することができるとしている。また、燃え尽き症候群の予防対策として、運動(50%)、家族や親しい友人との会話(46%)、睡眠(42%)を挙げている。