“今の婚姻カップルの4組に1組は、どちらかあるいは双方が再婚となっている。「再婚」カップルはもはや結婚の主要な形態の一つなのだ。
この中で最も多いのは男性が再婚・女性が初婚のカップルで全体の9.7%。次いで男女とも再婚の9%、女性側が再婚の6.9%となっている。ここで注目すべきは、1990年代後半あたりから「男性再婚・女性初婚」というケースが急速に増えていることだ。
これは男性の未婚率上昇の時期と重なる。すべてではないが、一人の男性が繰り返し結婚することが未婚男性の増加につながっている可能性があるだろう。さらに細かく見ると、男性再婚・女性初婚カップルの44%は夫が7歳以上年上のいわゆる「年の差婚」である。年の差婚自体は減少してきているが、この組み合わせではなお半数近い。
年の差婚は2つの面で出産に影響する可能性がある。一つは女性が男性との結婚を待って晩婚化し、出産が遅れる可能性があること。もう一つは男性が高齢化し、女性が若くても子供を授からなくなる可能性だ。”