アイスクリーム類の法律的な区別

"あまり考えないでアイスクリームと言っているが
法律によって区別があり
税金が違ったりするらしい

アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれており、ミルクの風味が豊かに感じられます。

アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームに比べて少ないですが、牛乳と同じくらいの乳成分を含んでいます。
植物油脂が使われることもあります。

ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
乳固形分はさらに少なく、植物油脂が使われることもあります。

氷菓(上記以外のもの)
乳固形分はほとんどありません。果汁などを凍らせたアイスキャンディーやかき氷などがあります。 

要するに一番高い牛乳を使った奴がアイスクリームで、アイスミルク、ラクトアイスとなるにつれて、原料が安くなる。そして当然だが世界の常識として、アイスクリームが一番美味しい。たとえばハーゲンダッツである。

ところが日本の技術はすごい。いろいろな工夫をして、アイスミルクが一番美味しいじゃないかとか、ラクトアイスが一番だとかの声も聞かれるくらい、味の調整ができる。
子供なんか本物の乳脂肪分の高いミルクの味が好きとは限らないのでこんなことが起こる。

すると、日本のアイスクリームメーカーは、たとえばニュージーランドの酪農組合に、変な注文を出す。
彼らにすれば、どうでもいい、低価格の製品に、あれこれどう調整してくれとか数字の注文をつけてくる
しかし安いものにそんなに手間暇はかけたくないのが実情だろう

バターとクリームチーズの違いもそうで、ほとんど似ているのだが、税金が違う。だからニュージーランドに変な注文をする。50%だとバターで、49%だとクリームチーズという具合で、一応ニュージーランドの農民も付き合ってはくれるが、普通のバターを食べたらいいじゃないかと思っているに違いない。"