38度線死守から日本海死守にシフト

南北朝鮮の融和が進行する背景として
日本が軍国法制や情報統制の準備を終えたことも
また対外的にさしたる交渉カードも持たない国になりつつあることも
あるのではないか
いままで38度線で食い止めていた
韓国は徴兵制を敷き米国が戦争をすれば若者を差し出して戦争に参加し
その見返りとして米国の軍事力援助を得て38度線を死守してきた
しかしトランプ氏は選挙を勝ちたいという動機から
またアメリカの軍事負担を減らしたいという動機から
またアメリカ第一主義から
38度線は諦めて、日本海に線を引き直しているのだろう
日本は韓国の代わりに軍事費を出し戦士を出しという進行になるだろう
今現在でも国連会議の場でアメリカには決して逆らわないという
主権を投げ捨てたかのような極端な醜態を晒している。たとえば核兵器禁止条約
諸外国からは、かつて13歳の子供のような態度で国際連盟を脱退した国がいまも未成熟なままに動いていると思うだろう
日本は漫画、クールジャパン、観光立国と
およそ対外的な交渉カードになりえないものによりすがり
電子機器や自動車などは、現状で日本に少しの優位はあるものの、
戦争になったら他国は我慢できるものばかりと言えるだろう
性能が悪いけれども代わりにはなる、そのような代替物は世界中にあるだろう
あるいはその気になったら日本人技術者をスカウトして再度開発すれば済むことだ
日本の側には食料がない、資源がない、エネルギーがない、人的パワーも頭脳も流出している
だから当分米国と対等の交渉はできないだろう
少子化で国は縮小する、ますます交渉力は衰える
また原発事故で印象が悪くなり
原発関係の技術者は今後少なくなるだろう
ブルトニウムはたくさんあるけれども
それをバケツで運ぶような現場なのだから
大したこともできそうにない
貿易の点でも、アメリカは韓国とFTAを締結して、それがアメリカの日本に対するモデルとなっている
日本の自民党はTPP反対で選挙を戦い、大勝した後はオバマの司令の通りTPP賛成としてしっぽを振り、
トランプになってはしごを外され、FTAでさらに大きな損害を押し付けられそうになって
アメリカ以外の国とTPP11とか言っているが
対中国と対アメリカが問題なのであって、さらに日本がアジアでどの国とも喧嘩をして孤立している状況から言うと
何でもアメリカの言うことを聞くしか道はないのだろう
また宗教的な側面を考えると
日本はアジア侵略と太平洋戦争にわたり国家神道が軸だった
そして現在も国家神道は経済的にも人的にも生き残り成長して軸となり現実的な力となっている
それに対して韓国はキリスト教の国であるからアメリカとしては親和感があるし
日本=神道、韓国=キリスト教と並べてみると、
より進化した形、アメリカに近い形をしているのは韓国であって、日本はまだ夜明け前の感があるのだろう
また民主主義の成熟の観点でもアメリカは韓国が日本より米に近い進化した形だと考えるだろう
アメリカは、アメリカの命令を聞く日本人の一部が、一般の日本人を奴隷化して統治する社会を構築したので
東アジアは日本だけ子分にしておけばいいという気分だろう
どこでも失敗したのになぜ日本だけうまくいったのだろうと不思議に思っているはずである
どこでも失敗して行き詰るはずのものがなぜここでは成立し続けているのか、不可解