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ゴールデンウィークは大掃除にちょうどいいと思っているので
大掃除を始めた
昔のものを処分するのは
すこしだけ心が痛む
自分が少しだけ死んでゆく気分
思い出を捨てる
思い出す手がかりを捨てる
もう思い出すこともなくなってしまう
自分の生きた時間は忘れられてしまう
そんなつらさ
一方で
忘れるものなら忘れていいとも思い
しかしうつの時に思い出すのはつらいことばかりだなと考えると
良かったことを思い出す手がかりは保存しておいてもよかったのではないかと
もう捨ててしまった今思っている
私が幸せだった瞬間に関心をもって記憶していてくれる人などいないから
自分が忘れてしまうと
この宇宙から永遠に失われるのだという気分にもなる
もちろん、その瞬間の記憶は、微弱な電磁波となって、宇宙の四方八方に広がっていて
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