ばい菌鬼

ばい菌鬼という呼び方でいいのかどうかよく知らないが
仮に、いまばい菌を持っている人がAくんだとして、
AくんがBくんにタッチすれば
ばい菌はBくんに移ると考えて
鬼ごっこをやる
ばい菌に代表されるような不潔を
実体のあるものと容易に受け止めるのが人間である
それは強迫性障害の場合に極端な形で見られる
また宗教の場合に、かなり典型的にみられる
汚れたとか清めるとか、どこの宗教でもあることだ
そんなものは実体はないので、人が作り出し、他人の間に広まり、それを巧妙に利用しているものだ
困ったものだけれども、始めた人も悪意はなくて、
強迫性障害の症状として、汚れているとか、清めるとか、言っていたに過ぎないこともあると思う
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ばい菌鬼をやっていると、案外簡単に、ばい菌は実体化されて、熱中できるようだ
そんなものはただの観念に過ぎないと捨てておけなくなる
大相撲で女性が土俵に上がってはいけないという伝統が問題になった
そう考えるメカニズムはばい菌鬼のようなものだと思うが
それを大げさにまじめに行ってしまうところが可愛らしい
それに対してまじめに食いついているほうも可愛らしい
もっと大きな問題から目をそらすという点で、ある勢力の人には好都合な話題だろう
大相撲は塩をまいて清めているところからも
汚れとかの観念と結びついているようだ
大相撲は神事であると定義する人たちもいる
一般に宗教の悪いところは
目にも見えないし証明もできない観念を勝手に作り出し宣伝して自分の都合の良い方向で利用することである
悪魔、神、天国、地獄、汚れ、みそぎ、たたり、のろい、タブー、その他いろいろ
政治の中でも宗教と似た感覚で政治をしている人は同じような作戦を使うようだ
目に見えない、言葉だけで作る世界を作り出し、人を操る
この仕組みの背景になっているのが強迫性障害の場合の脳回路だろうと思う
建築の時には地鎮祭
自動車もお祓いをしてもらったり
厄年には厄払いをしたり
そんな話