独立”する富裕層

“サンディ・スプリングス市自体は、本当にお金持ちの社会主義国のような、天国のような、ぴかぴかですばらしい所だったんですけど、本当に目に見えないフェンスが建っていて。 (目に見えないフェンス?) はい、フェンスで囲われている、合法的な特権地区というような形ですね。 先ほども言いましたように、税収がほかで減っていきますので、やはり仕事がなくなって、まず治安が悪くなるんですね。 そうすると犯罪率が高くなりますから、ますますフェンスは高くなっていく。 ここがやっぱり1番大きいです。 サンディ・スプリングス市のような所の近くにある都市で取材をしたときに、公共サービスの1つとして刑務所を維持できないから開放すると。 (刑務所を開放する?すると、どうなるのか?) そうなると囚人が街に解放されて、たくさん普通に歩くようになるんですけれども、警察もまた公務員ですから、警察は失業中なわけです。 ですから非常に恐ろしいSFのような状況になっていて、片や、目に見えないフェンスの中の富裕層の地区は、非常にハイテクでハイセキュリティーの地区になっていると、すごくコントラストが激しかったですね。”
“独立”する富裕層  – NHK クローズアップ現代