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以前クリーニング屋さんの染みとりやっている人から、人間の汚れは、高温のお湯と、濃いめの洗剤と、長めの浸け置き時間と教えられた
襟や袖口の黒ずみなのであれば、それは油分を含んだ汚れなので塩素系の漂白剤では布地が傷むばかりでなかなかとれません。
油分が漂白剤をはじいてしまって汚れのまで届かないので駄目なんです。
こういった汚れは下記の方法でおとすことができます。
洗面器半分くらいの60度~70度くらいの熱めのお湯に洗濯1回分くらいの洗剤を溶かします。
この熱い洗剤液に白衣を浸けます。
洗剤液に浸けてなるべく長い時間放置します。
冷めてもそのまま放置します。
最低でも半日は放置した方がいいです。
私は頑固な汚れなら夏場なら2日くらい、冬場なら3日くらいおくこともあります。
放置時間が終わったら、そのまま洗剤と一緒に洗濯機に入れて、その他の洗濯物と一緒にお洗濯します。
(洗剤の追加はする必要はありません)
洗い終わったら、乾かしておわり。
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おばあちゃんの知恵です。
シミには大きく分けて3種類のものがあります。
ここではその見分け方を紹介しますね。
まず、シミにスプレーで軽く霧をかけてみましょう。
シミの周りの布地が霧を吸って、シミ部分が霧をはじいているようなら油性のシミ。
シミがすぐに霧を吸って、周りの布地より色が濃くなったら水溶性のシミ。
そのどちらでもない場合は不溶性のシミになります。
油性のシミには主にベンジン、アルコール等を使用します。
水溶性のシミには食器洗い洗剤や中性洗剤を使用します。
不溶性のシミには市販のブラシか、歯ブラシを使用します。
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用意する物
・重曹(ドラッグストアで売ってます)
・お酢
・やかん
(1)シミの部分に重曹をふりかけます
(2)その上にお酢をかけます
化学反応が起き、しゅわしゅわと泡立ちます
(3)さらにやかんの蒸気をあてます
15~30秒は当ててください
これだけです。
重曹とお酢で化学反応を起こし、やかんの蒸気の更なる化学反応で
シミを撃退するんです。
重曹は余っても入浴剤に使えます。お肌がスベスベになるので
オススメですよ。
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綿100%なら煮洗いは如何でしょうか?
以前、家事家計講習会で習ったものなのですが、良くおちますよ。
水1リットルに対し、粉せっけん小さじ2、酸素系漂白剤小さじ1を入れて良く溶かし、衣類を入れて煮るだけです。
容器はステンレスかホーロの大き目のもの(私はステンレスのタライを使います)
吹きこぼれないように、また、衣類のダメージのためにも長時間は良くないので、目を離さないこと。
割り箸で洗剤液につかるように、つつくといいですね。
少しシミがのこっても、汚れが緩んでいるので、ここから出して手洗いすればとれることもありますよ。
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皮脂汚れとは襟元、袖口、靴下等に見られるガンコな汚れ。皮脂とは人体の皮脂腺から分泌されるもので、成分としては中性脂肪と脂肪酸が大半を占めています。皮膚の表面に脂肪膜を作ることで皮膚の保護の役割を持ち、人体にとっては大切な役目をもっているものです。
なぜ大切な役割のある皮脂が衣類につくと、ガンコな汚れになってしまうのでしょうか?
それは皮脂が他の汚れをくっつけてしまう性質を持っているからです。
皮脂が粘着剤のような役割をしてしまい、皮膚の垢や空気中のチリ、ホコリをくっつけてしまうのです。これが落としにくい汚れに変化していきます。
さらに、襟や袖口は肌と擦れやすいことから汚れが繊維内に入り込みやすく、空気に触れると酸化して黄ばんでしまいます。
このような性質から、皮脂汚れは簡単には落としづらい汚れとなってしまうのです。
・台所用洗剤(食器用洗剤でOKです)
・柔らかめの歯ブラシ(衣類を傷めないためにも柔らかめがおすすめです)
・40度ぐらいのぬるま湯(すすぎに使用します)
1. お湯で薄めた台所用洗剤をブラシにつけます。
白いシャツやしっかりした素材の衣類なら直接洗剤を塗布しても大丈夫ですが、付け過ぎると色落ちなどの原因になるので注意しましょう。
2. 襟や袖部分の気になる皮脂汚れの部分をブラシでこすります。
生地が傷まないように、優しくこすっていきましょう。
3. 桶やボウルに溜めたぬるま湯ですすぎ、その後普通に洗濯します。
軽い皮脂汚れなら、この手順だけできれいになるそうです。
食器用の中性洗剤は油汚れに強く、皮脂汚れをしっかり分解してくれます。台所に常備しているものなので、手軽に使えるのも良いですね。
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白いシャツの襟元などに皮脂を長い間蓄積させて、黒ずみや黄ばみが出てしまった場合は、上記の方法ではなかなか落ちません。そんな時は、以下の方法がおすすめです。
用意するもの
・クレンジングオイル
・酸素系漂白剤(粉末タイプのもの)
・重曹(100円ショップや薬局などで売っています)
・洗面器
・40度くらいのお湯
・スチームアイロン(あらかじめ水を入れ温めておきましょう)もしくはドライヤー
※漂白剤は酸素系を使用しましょう。塩素系は色柄物にはNGです。
手順
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1. クレンジングオイルを汚れ部分に塗ります。
クレンジングオイルを指に取り、汚れ部分全に塗っていきます。全体的にまんべんなくクレンジングオイルを浸透させます。
2. 洗面器にお湯をためて、クレンジングオイルが落ちるようにしっかりとすすぎます。
クレンジングオイルと黒ずみが一緒に落ちていきます。黒ずみが落ちたら、残った黄ばみを落としましょう。
3. 漂白剤と重曹を溶かしたお湯を汚れに塗る。
40℃程度に温めた100mlのお湯に、漂白剤と重曹を大さじ1杯溶かします。
そのお湯を、汚れ部分にまんべんなくたっぷり塗っていきます。
4. スチームアイロンのスチームを汚れに当てる。 もしくはドライヤーをあてる
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誤って書いてしまったものを落としたい。そのようなお問合わせを日頃いただくことがございます。
当社の基本概念といたしましては“落ちない”“消えない”ことを前提にしておりますので、簡単に落とすことは難しいのが現状です。
できる限りの対処法としてご紹介致します。
衣類の落し方:油性ボールペン/マーカー
使用材料
(a)消毒用エタノール、あるいは除光液(プロピレングリコール類含有のもの。それ以外では落ちません。
汚してもいい布きれ2枚(印刷のないもの。ティッシュでも可)
汚してもいいビニール(印刷のないもの)
落とし方
用意した(a)を衣類に試しに少しだけ付けてみて、衣類自体を痛めたり、衣類の色を侵したりしないか、よく確認してから始めてください。
ビニールを敷き、床・机を侵さないようにしてその上で作業を始めてください。
衣類の汚れている部分を下向きにし、その下に布切れ1をあてます。
(a)を衣類の汚れたところの裏から少しづつかけます。
布きれ2で衣類をたたいて、インクを上下の布きれに溶かし出し、落とします。
この作業を何回か繰り返しインクが染み出してこなくなるまで行います。
インク汚れが落ちたら洗濯して、除光液や皮脂を落としてください。
ご注意
ビニールレザーや本革の場合は、染まってしまい落ちません。
場合により、マニキュアの除光液で、衣類などが浸されて色が剥げたり溶け出したりすることがありますので、十分注意して落とすようにしてください。
火気、換気に注意してください。
シンナーベンジンでは落ちません。また、ソファや畳など当て布のできないものには適しません。
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