昔からフロイトでもユングでも
精神療法理論と性格類型は密接に関係していたし
疾病と性格類型も関係していた
日本ならば笠原・木村の類型
最近では認知行動療法で
性格類型については強く理論づけしていないのが特徴だと思われる
この傾向は認知行動療法だけではなく最近の新しく登場した精神療法に共通する特質のようである
たとえば教科書
「Current Psychotherapies 9th」では
各種精神療法について、
Basic Concepts
History
Personality
Psychotherapy
Case Example
その他いろいろ
などと項目を立てて、比較検討しやすいように記載しているのだが
フロイト、ユングなどについてはピッタリの項目のたて方であるものの
認知行動療法、対人関係療法、家族療法、瞑想、統合型、多文化などの記事になると
人格類型はややすっきりしないものになっていると思う