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遠い昔トラウマを作った人に対する怒りを「許せば楽になれるよ」とアドバイスされることがあるけど、「あなたの気持ちはanger(怒り)ではなくfear(恐れ)だ」と言われた人の話がなんだかずっと頭に残ってる。恐れを抱いてる人に対して「許してあげなよ」は確かにトンチンカンで噛み合わない
怒りの正体が恐れだとしたら、楽になるには「許す」よりも「もう安全だと確信できる」とかの方が大事だよな。そういや子供時代にひどい目にあわされてきた祖父が亡くなった時はびっくりするぐらい気持ちが楽になった。
存命中は「死んでも許さない」と思ってたのに、死んだ瞬間スッと楽になってしまったので「私の怒りなんて所詮こんなもんだったのか」と自分の気持ちの弱さに失望したけど、恐れを感じてたんだったら合点がいくなぁ。これ以上攻撃して来れないから安全だと思えたのかもしれないねぇ。
しかしこう、憎き相手が死ねば気持ちがかなり楽になることが実感を伴って分かってしまったので、「相手を殺したところで何もならない…」から「お前を殺す!何故なら私が楽になれるから!」にクラスチェンジしてしまって今後の人生が少し危うい。憎い人が現れないことを祈ろう。
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