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睡眠研究はどんどん進歩している
先日のNHKスペシャルの睡眠負債の話は随分古い話で
相変わらず最新科学が明らかにしています
と言うのであるが
タイムマシンに乗ったようだ
たとえばねずみを眠らせないとどうなるかという話で
眠らせないために
狭い檻に入れて、その床を棒が水平に走る
棒がネズミの体にぶつかって、たしかにネズミは寝られないのだが
そこでどういう結果が出たとしても
それは純粋に、眠りを奪われたことに対する反応とはいえない
眠れない以上に頭にきているはず
むしろ全般的なストレス反応と言ったほうがいいような気がする
実験の計画としては、睡眠部分だけが違う二群を用意して比較しないといけない
いずれにしても、最新科学ではない
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たとえば単純な集中力テストを実施する
そしてその夜は長い睡眠を取ってもらう
そして再び同じテストをする
点数が上がったと言って喜び、やっぱり睡眠は大事
と最新科学が結論している
2日続けて同じテストしたら2日目のほうが慣れて良い結果になるかもしれない
睡眠以外の要素は排除されているのか
(もちろん、そんな非人間的なことはできない)
少なくとも比較対照群が必要であるが、それもない
(睡眠がどうであっても、たぶん、成績はよくなるだろう)
また、プラセボ効果がある
NHKの取材班が来て私達テレビに出ると浮かれ
実験の内容を説明されると
「きっと明日はいい結果が出るに違いないんだ、最新科学だ」と
思うに決まっている
これだけで、2日目は良い結果が出るはず
まあ、わかりやすくするために必要だったと言うならそうなのだろう
もっと寝なさい
夫は家事と育児を分担しなさい
長時間労働はやめましょう
自由な働き方のために契約社員もいいですよ、パソナに電話しよう
それはそれとして、子供の睡眠時間が短くなっているのは、
確実に発育発達に影響を与えている
何がその子の幸せか、色々な考えがあるので、結論は言えないが、
いろいろと問題はある
親子みんなで9時には寝て7時に起きて
NHK的な健康になりたいものだ
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