マッサージ

“誰でも出来る簡単なマッサージ方法を。まず、マッサージというと、ツボを覚えて、ツボを探して、ツボを親指の腹でグイグイと力を入れて押す…… これを、忘れてください。こういうのは、ツボを熟知した指圧のプロに任せる。ハッキリ言って、素人はやっちゃダメ。まず、ツボがズレてたら痛いだけで意味が無いし、力まかせにやると「揉みかえし」が怖い。この手の指圧を素人がやり過ぎると「コリの活性化」を引き起こすこともある。つまり、より痛くなることもあるんです。誰でも出来る簡単で有効なマッサージは、指は使いません。使うのは、親指の根元「拇指球」。これで「筋肉を柔らかく押す」。押す方向は「体の末端から、中心へ」または「心臓に向かって」。押し方のイメージは、パンを捏ねるように。グイィっと。全体重をかけちゃいけません。軽く体重をかける程度で大丈夫。たとえば、脚のマッサージをするなら、ふくらはぎを上方向に、拇指球で「ゆっくり押し流す」。押しながら、ぐーっと上に5秒くらいかけて。太腿も同じ。表と裏を、上方向に拇指球で、5秒くらいかけて押し流す。腕も同じ感じです。回数は、だいたい10回くらい。背中は、腰から背中の真ん中にかけて。脊柱起立筋から広背筋にかけてを、拇指球で5秒くらいかけて押し流す。首から僧帽筋にかけても同じ。首から広背筋にかけても同じ。”