毎日新聞によると、森友学園が開校を目指した瑞穂の國記念小學院の設置認可申請を巡り、大阪府知事の松井一郎は17日の府議会教育常任委員会で、今年2月に国有地売却を巡る問題が報道されるまで、府の担当者から報告を一切受けていなかったことを明らかにした。
「当時の認可権者は私だが、部長が決裁していた。さまざまな審議会の全ての答申に目を通すことはない」と述べ、対応に問題はなかったとの認識を示した。
府の私学行政の認可権は2016年4月に教育長に委任されるまで知事にあった。
学園から認可申請書が提出された後、14年12月に知事名で諮問される府私立学校審議会で議題になり、15年1月の臨時会で条件付きで「認可適当」と答申された。この間、私学行政を所管する府民文化部長が全て決裁していた。