森友44

 稲田朋美防衛相の番記者となって通算1年半、「したたか」という印象を抱いてきた。安倍政権のある幹部も「弱者のふりをした強者」と評したことがある。実態より自分を大きく見せようとする政治家が多い永田町で、まれな存在といえる。
 小泉純一郎首相(当時)が仕掛けた2005年の郵政選挙で初当選した83人の「小泉チルドレン」の1人。多くのチルドレンが政界から消えたり苦戦したりするなか、今も小選挙区での勝利を重ねる。非世襲なのも、彼女だけだ。
 選挙区内をこまめに回り、後援会を強化。当初は距離のあった地元の首長や県議らとの関係も構築した。視力は2・0と1・5で、トレードマークとなった眼鏡は、実はダテ眼鏡だ。地元・福井特産の眼鏡をアピールするためにかけ続けている。防衛相就任前までよくはいていたタイツも、地元の繊維産業を売り出すのが目的だった。
 日本会議などから将来を期待され、保守色の強い政治家として知られる。ただ、政界で「ウィング」を広げようとするバランス感覚も持ち合わせている。前任の自民党政調会長時代は、農協改革などで存在感を示した。頑固な財政再建派として、安倍晋三首相が再延期した消費増税にもこだわりを見せる。
 昨年8月に防衛相に就任すると、政策通で知られる自民党中堅職員を政務秘書官として引き抜き、万全の態勢を敷いた。ところがいま、高度な専門性が要求される防衛相として、野党の攻勢にさらされる場面が続いている。
 最大の要因が、防衛省という巨大組織の掌握力不足だ。組織をきっちり把握し、人を使いこなす「したたか」さが発揮できなければ、日本を動かすリーダーにもなり得ない。今こそ、政治家としての「したたかさ」の見せどころと言える。

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嘘つきだから国家者主義者なのか
国家主義者だから嘘つきなのか
関係なく、偶然、嘘つきでかつ国家主義者なのか

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日本の国が好きだという人を攻める人は少ないだろう
しかし日本の何が好きなのかを突き詰めていくと
たんなる保守とか国家者とか右翼とかではすまない部分があぶり出されてくるだろう

曖昧に日本は素晴らしいと言っているのは
コスプレのコスチュームである

【隠れ蓑も最近ではコスプレだ】

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紛れもなく我々はこのような総理大臣とこのような防衛大臣を選んでいる
こういう時代を生きているのだという
悲しい冷酷な現実を受け入れなければならないだろう

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弁護士という職業の一つの側面は政治家と全く逆のものである
白いものも黒いといい
鹿でも馬だと言い張る
それが習性になっていないか

二世三世議員は
親たちが嘘をついてきた現実を受けてれているだろうから
全く平気で嘘をつく

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嘘泣きしてみせるのを
ワニの涙という

平気で嘘が付ける人という類型がある

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人間にある、心の優しい産毛を、大切にしたいと思う

それを失うに至ったということは、それほどのつらい体験をしたということなのだろう