1つの疾患で症状が複数ある

統合失調症が100人に1人の病気、自閉症も100人に1人の病気で、全く独立した異種の疾患である場合、併存する可能性は10000人に1人です。しかし、実際には併存率は10-30倍高く、自閉症の立場から見ると、自閉症と診断がつく方の中で、統合失調症の診断もつけることができる方は10-30%存在します。このデータを合理的に考えるならば、2つの異なる異種の疾患であるという仮説は棄却し、1つの疾患で症状が複数あると考えるべきでしょう。