銚子の千葉科学大学は加計学園だそうです
誘致の条件として加計学園側は完全整備済みの土地15haを無償譲渡するよう求め、さらに上物(校舎)建設費などの補助金95億円を要求
最終的には77億5千万円の補助金を銚子市が加計学園に出すことで落ち着いた。土地は無償貸与となった。(本部キャンパスは売買)
ただし、「(土地の)所有権の譲渡については協議する」との一筆が入った。底地(建物の下の土地)を持たなければ、学園側は銀行から低利融資が得られなかったからだ。
銚子市財政当局の元最高責任者にも当時の事情を聞いた。「 」が元最高責任者の話。
「野平市長は、誘致費用93億円(その後の交渉で77億5千万円)のうち、半分は国から持ってくると約束したが、結果的にゼロ円だった」
「金額が大きすぎるので市と大学が協議して8億円分は美術館を作って市民に還元する、となったがいまだに美術館はできていない」
「その時の借金を今なお年間4~5億円支払い続けている。市の財政が圧迫された。ゴミ袋の値段が倍になり、市立病院の経営危機が起きた」。
「市民の多くは『第二の夕張になってほしくない』と思っている」。
銚子市の一般会計予算は241億円(2016年度)。財政規模の3分の1を大学誘致に充てたのである。元財政当局者が「第2の夕張」を危惧する理由だ。
今治とよく似たスキームである。市が土地を準備し、補助金を差し出して大学に“おいで頂く”。
一方、「安倍首相主導・国家戦略特区で無理やり新設/52年ぶりの獣医学部 『加計学園』が計画 愛媛/37億円の土地無償提供・補助金64億円」
加計理事長は首相の「腹心の友」。加計学園が神戸で運営している「こども園」の名誉園長は首相夫人。