補う力

人の話を聞くときに
必死に注意を集中しているわけではない
だいたいいい加減にところどころ聞いて
あとは補って解釈している

補うときには相手の言い間違いとか
自分の聞き間違いを
訂正することもしている

だから話が伝わらないという場合
ただ単に注意力が足りないというわけでもないのである

たとえば
会議の後で録音を聞きながら会議録を作るときも
何が大事なのかわからないということになるし
聞きにくいところを補うこともできない