潰しても問題ない純粋型天下り法人

問題の一つとなったのは、顧問だった明治安田生命保険での嶋貫氏の待遇だ。嶋貫氏の処遇について、省内で「保険会社顧問に就任し、再就職支援業務をボランティアベースで行う」とする案がつくられた翌年の14年に就任した。
 民進党の小川淳也議員は、顧問報酬について「月2日勤務で1千万円か」と質問。嶋貫氏が「社に出向く回数は基本的にそう」「金額はその通り」などと答えると、委員や傍聴人からは「おお」「1カ月2回か」とどよめきが起きた。

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お役人さんの問題。

基本問題は、お役人さんが、基本的に生まれが貧乏であること、
退職後したいことが何もないこと、などだろう

家に財産がたくさんあればこんなことはしないだろう
たとえば鳩山家や麻生家の人が役人になって退職したとしても、
天下りなんてしないはずだ

また、退職後に何をしたいかが明確にあれば
天下りなどということには関係なく行きているはずだ
ただ生きるために生きているのだろう
この豊かな社会なのにもったいない話である

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よくある解決は、結婚のときに、お金持ちの家の娘さんとお見合いさせることである
閨閥を作るということになるが
それは禁止されていないので自由だろう

たとえば麻生家の親戚関係などをみれば
天下りなどとは無縁に
いくらでも高級待遇の経営者の席が親戚だというだけで用意できる
希望があれば選挙にも出られる

議員になって、その後は黒幕になる

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年を取ってからお金をたくさんもらっても、大したこともできないというのが現実である
なにかの時の予備にはなるが
なにかのときと言っても、病気になって死ぬというだけが多い
その場合に、お金がたくさんあっても、どうしようもない
一体何のために、そんなにお金がほしいんだろう

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問題の根本に帰ると、
そもそもそのような天下り法人が存在することが問題なのである

天下り指定席があることも問題であるが
関係者の子供や孫やその他の人が、
職員として、悠々自適で過ごしているのだ

天下りをやめさせると同時に
天下り法人そのものを解散させるのが筋だと思う

問題になった明治安田生命保険や早稲田大学は純粋天下り法人ではないから
そうはいかないが
潰しても問題ない純粋型天下り法人がたくさんあるものと思われる