“こうした万引き対策で最も有名だったのが92年から始まった福島県いわき市の書店での騒動だ。客の様子を撮影し「月刊ザ・万引」ビデオを販売した書店も
この書店では、少年たちが店内で万引きしている様子を5台の防犯カメラで撮影しビデオに収録、「ザ・万引き」として280円で販売していた。ビデオは全部で100巻作り完売、万引きは無くなったという。そして、ビデオに写っていた中学生が謝罪に来ても追い払い、親が抗議の電話をすると「万引きの償いはしなければならない」と返した。
福島地方法務局や警察署が「少年の人権を侵害する」と販売中止を求めたが応じなかった。93年8月8日には新たに「月刊ザ・万引」を創刊し、330円で売り出して完売。96年にも大人2人、高校生ら若者6人が万引きするビデオを390円で販売している。”