人は若い頃に覚えた歌しか歌わない
人は若い頃に覚えた理論しか受け付けない
年をとっても、新しく学習することがない
年をとるほど、繰り返しを好む
若い頃に学問をしなかった人は
まだ「初めての学問」を経験していないので
中年になってから、初めての学問を経験したりする
その場合には、若者が新しい学問を始めるよりは、
社会的に有利だから、つまり新しい流派の親分になりやすいから、
有利な面もある
勉強していないから、昔の理論を平気で無視することができる
分かる、好きだ、共感する、これが正しい、と思うのは、
ただ単に、その人が若い頃に慣れ親しんだものの
起き直しにすぎないからということも多いものだ
人間が悲しい