Categories 未分類 「子どもにむかって絶望を説くな」 2016年10月18日 by smapg 要するに児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、 「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。 生きててよかったんだ、生きてていいんだ、というふうなことを、 子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた 基本的なきっかけだと思います。 「子どもにむかって絶望を説くな」ということなんです。 『本へのとびら――岩波少年文庫を語る | 宮崎 駿』