2004年の報告
二年ほど前、福岡県内の養豚農家で“事件”が起きた。
母豚のお産で死産が相次いだのだ。
やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。
透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。
「えさだ」。
ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。
徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、
農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。
母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。
「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」
と考えた回収業者が持ち込んだ。
期限切れとはいえ、腐っているわけではない。
「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。
肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。
そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。
農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、
百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。
× ×
原因はわからない。
だが、予兆はあった。
与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。
すぐに量を減らした。
「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。
それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、
福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。
一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。
毎食これで済ませたら…。
家庭にはない食品添加物も入っている。
「腐る」という自然の摂理から逃れるには、
何らかの形で人の手を加えなければならない。
例えば、おにぎりを「夏場で製造後四十八時間もつ」ようにするには、
添加物などの“テクニック”が要る。
だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、
おにぎりをほおばることができるのだ。
添加物という表示をする必要がない物質をシャワーのようにあてていたらしい
今はどうかよくわからないが、昔はそうだった。
だってそうしないと、輸送している間に腐敗が進むはず
困ったものです
で、人間のお母さんが食べたコンビニ食品の影響は何でしょう?
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今日の国会ではフクシマの放射線とコドモの甲状腺がんの話などが出ていました
例によってまったく噛み合わなかったのですが
こんなにもコミュニケーションが成立しない人たちって
生きるのが大変なのではないでしょうか
それともテレビの前でコミュニケーションの不成立を演じているのでしょうか