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大叔父は人生の生き方として
どうやったら偉く金持ちになって
立派になれるかを説明した
しかし若い私の関心は
自然科学であったし、人生の問題としては
人格の問題とか魂の問題を考えていたので
大叔父の話は、世俗の教えとしては正しいものと思ったが
私はその上の目標を目指して行きているのだと感じていた
いまも大叔父の生活レベルには遠く届かないのであるが
お金よりも出世よりも大切なものがあると感じていることは変わらない
諸宗教に内在する良質の部分を取り出し
自然科学と接続し一体化して
人類の将来に有益なものが作れないかなど考えている
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