“学生がレポートをまともに書かないのは、教員自身がそのレポートをまともに読まないからです。そして先生が困っているのは、いい加減に読んでいる限りはコピペかどうかを判断できないから「困る」と言っているだけです。だから原因は学生の方にあるのでもネット社会の方にあるのでもなく、先生自身がまともに学生を評価しようとしていないことにある。 そもそもレポート提出というのは、教員にとってもっとも簡単な評価法。先生は何もしなくてもいいのですから。ところが、この手抜きの評価法もネット社会によって、少しは真剣に読まざるを得なくなった。場合によっては先生自身がだまされることが起こってきた。要するにレポートを真剣に読まないと本物か本物でないかを見分けることができなくなってきた。それで「困る」と言い始めた。それだけのこと。”