原子力規制委員会は31日、原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する。これで、放射能レベルの高いものから低いものまで放射性廃棄物の処分方針が出そろった。2016-9-1 朝日新聞
電力会社に300~400年間管理させ
その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限
というあたり、
不可能ですと言っていることと同じだと思うのだが
もうすこし穏やかな作文ができたはずだと思う
この文章だと
100%、不可能の宣言であるとしか読みようがない。
こんな背景があるので、固体のものはしかたがないが
拡散できるものなら拡散して薄めてしまおうという作戦も考える人がいるのだろう
悲しいし、困ったことだが、他にどうしようもない
人間ががんも心臓病も認知症も克服して
その後でなら何か考えも出るかもしれない
解説によれば、長い時間の間には、地震国日本を載せているプレートは
かなり大きく動くだろうということ
その変動の間に地下70メートルとか100メートルに埋めてある危険物質が
どうなるか
また、地下深く埋めるときにそれを収納するケースを使うのだが、
そのケースが、放射能によって劣化するという
したがって1000年に一度、ケースをさらに大きなケースに閉じ込める必要があるらしい
すると100回に渡りより大きなケースに閉じ込めるか
あるいは、分割して小さなケースに収納するか
汚染されたケースの体積が膨大になるらしい
なんとも遠大壮大な計画である
10万年計画