夏休みを過ぎて、何が分かるか

夏休みを過ぎて、何が分かるか

1.会社員がいいか、自由業がいいか、分かる

夏休みという自由な時間を有効に使えた人は自由業が向いている。
夏休みに計画倒れで結局うまく行かなかったという人は、
不自由だけれども、学校や会社という、外部からのペースメーカーがあったほうがいいということだ。
遅刻したら怒られるような人生を送ったほうが、安全に効率的に生きられるということである。

2.人生への援助資源が分かる(リソースと言われるやつです)

夏休みの宿題を大幅に手伝う父兄や親戚は多いだろう。
また行事として、旅行など、見聞を広める機会を持ったりする。
手伝ってもらったり特別な計画をしてもらったりというのは
一面では恵まれていることであり、一面では甘やかしである。
しかし、長い人生を通じて、一人で努力して一人で決めるということは損失も大きい。
ポイントになる場面で、周囲が世話を焼いたほうが
うまくいくことが多い。
夏休みの宿題に、家族のヘルプが多く加わっているようであれば、
桁外れの活躍はできないかもしれないが、
道を踏み外しそうになった時に、多くのヘルプがあるだろうという予測はできる。
概して安全な人生になる。

ーー
最近結婚しない人が増えているのも、周囲が世話を焼かなくなったからだろうと思う。
そのような環境ではヘルプが足りなくて、精神的な疲れが生じやすい。

逆に親が過剰におせっかいという現象もあり、一時は盛んに言われたものだが、
最近はやや少なくなっていると思う。
それは一面では、子どもの文化と親の文化が分離してしまっているという事情もある。
子供の世界を理解していない親というものも困ったものではある。