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北村さんが高校生に講演した際「いらいらしたこと」を問うたら女子高生が自嘲して「彼氏にヤリ逃げされた」とみんなの前で言った。北村さんは「どんな気持ち?」とたたみかけた。彼女は「むかつく→二股だった→悔しい→悲しい」ときて、最後「大切にしてほしかった」と泣いた。自分でも驚いたという。
北村さんは「怒りやいらいらは2次感情」と言う。「その怒りの奥底には”わたしを認めて、大切にして、肯定して”という柔らかな1次感情がある」。言葉にできないからこそ暴力に発展する。誰が子どもの奥底の小さな悲しい声を聞くのか。親が、子どもの悲しさや弱さを受け止めないと、行き場がなくなる
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