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自分というものはどんな人にとっても
他人より重大問題ではあるが
小さな自分が実際に小さいことは
何も問題ではない
そういう人もいるということで
自分はそういうタイプの人間だというだけの話だ
それを簡単に受け入れられていれば
むしろ話は単純だろうと思う
本当は自分はもっと大きいなどと錯覚して思うと難しくなる
しかし自分としても親としても
なるべくなら自分の本来の才能を伸ばしたいと思うものではないだろうか
最近の人はどうなのだろう
明治生まれの人などは
分を知れということを言っていて
身分不相応な希望は持たないほうがいいという人も多くいた
農家の子に学問はいらない
農家の子は農家に決まっているという考えだ
昭和の時代にはスポーツ根性物語など多く
大きな夢を持てという時代だったように思う
最近は情報も豊かなので
見ても仕方のない夢など見ないほうがスマートなのかもしれない
勉強も習い事も一通りやれば
才能がありそうかどうか分かるのだから
才能がないと分かっていて
頑張るのは不合理だという考えらしい
どうしてそんなに早く結論が分かってしまうのだろう
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