水素水を流行させている理由

水素水は、半導体とか液晶向けガラスパネルの洗浄水として利用される。水素の気泡が洗浄効果を持つからだ。
でも、気泡であれば別に水素で無くても良い。酸化作用が無い気体のうち、水に対するある程度の残存し
(溶解度は極小だけど,微小な気泡としては結構安定に残る)かつ経済的に使えると言う理由で水素が選ばれていた。
さて、半導体メーカーや液晶メーカーがスランプに陥ると、必然的に工業用水素水発生装置が売れなくなるわけで、
それを作っているメーカーは新規需要を「発掘」しないといけない。最近水素水が流行っているのは半導体産業不振の裏返し。
実はこのパターンは前にもあった。ゲルマニウムベースの半導体がシリコンベースの半導体に取って代わられた時に
行き場を失ったゲルマニウムの結晶がブレスレットやらネックレスやらに加工されたのは皆さまのご存じの通り。