自分が自分の良い教師になる必要がある

発達障害のある児童を指導する教師は
教育力が高いと一般に考えられており、
実際にそうだと思う

いま、ここに、集中する、などという導きがとてもうまい

その教育技術は、発達障害の児童だけに有効なのではなく、
一般の児童についても同じように有効である

さて、大人の発達障害の場合、
いつもつきっきりで教師がそばに居てくれるわけではない
上司は常に良い教師であるとは限らない
その場合は、自分が自分の良い教師になる必要がある

今やるべき課題は何か、
それはどのようにして決定するか、
決定したら、それ以外の仕事をどのようにして一時停止するか、
外部からの余計な情報をどのようにして遮断するか、
秘書役と言ってもいいし、教師役と言ってもいいが、
そこの役割をうまく「分離」して、考えたいものだ

事情が許せば、その「秘書役」の部分は、上司と、朝のうちに打ち合わせの時間をもって、確認しておきたいものである。

仕事には
重要性、
緊急性、
自分にとっての容易さ、困難さ、
の3つくらいの要素があるので、
まずそれを明確に数字にして上司と共有する。

そのうえで、現在は仕事が3つ平行して走っているとして、
今日の午前中はA、午後はB、仕事中に何か連絡があっても、
周りの人に処理してもらう。というようにスケジュールを決めてしまう。

この時間はこれだけに集中する、
他のことは他の人にお願いする。
他の人もそれを理解して、
チームとして最大の達成を実現するにはそのほうが得策だと認識を共有する。

実際の仕事の前に、これだけの下準備が必要なのが、
大人の発達障害である