三菱自の15年9月末の大株主順位は以下のとおり。
・1位:三菱重工業(12.6%)
・2位:三菱商事(10.0%)
・3位:三菱東京UFJ銀行(3.9%)
三菱重工の連結対象会社ではなくなったが、持ち分法適用会社である。三菱自の相川哲郎社長は、三菱重工の社長・会長を10年間務めた相川賢太郎氏の長男である。賢太郎氏は「三菱重工の帝王」と評された。三菱自では14年4月1日付で益子修前社長が会長兼CEO、相川哲郎常務が社長兼COOに就任した。
「益子氏が考えていた社長の本命候補が別にいたにもかかわらず、筆頭株主の三菱重工に配慮して相川氏を社長に据えた。社内には『相川社長では持たない。不安だ』との声が渦巻いていたため、結局益子氏が会長とCEOを兼務した」