コンフリクト・アセスメント スタートの時点では、インタレストのコンフリクトの構造、関心事の衝突構造が関係者に理解されてもいなければ、共有されてもいないわけです。ですから、そのコンフリクトの構造を、関係者同士が、まずはしっかり理解するプロセスをつくっていくことになります。

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コンフリクト・アセスメント
スタートの時点では、インタレストのコンフリクトの構造、関心事の衝突構造が関係者に理解されてもいなければ、共有されてもいないわけです。ですから、そのコンフリクトの構造を、関係者同士が、まずはしっかり理解するプロセスをつくっていくことになります。
 
私はあえて、本音で語ろうという方法は採りません。徹底的に建前で議論をします。というのも、本音というのは、個人的な、自己中心的なことなんですよ。社会的な合意形成には不向きなんです。
ちゃんとした建前は何度も繰り返して言っているうちに、その建前が個々人の本音に変化していくんです。
発言によって人が変わって、成長するわけですね。議論を重ねていくと、別人のようになります。
合意形成は、いわゆる裁判とは違うんです。裁判というのは、ひとつの議案に関して、ある意味で勝ち負けを決める場になります。だから、片方が勝って、片方が負けるわけですが、実は根本的な解決にならない。というのも、負けた方が納得していないと、対立構造そのものは裁判の結果とは別に温存されてしまうからです。だから、裁判は必ずしも合意形成の手段になり得ないのです。
合意形成とは妥協ではありません。新しい意見の創造です。だからクリエイティブでなければいけない。では、合意形成をクリエイティブにするにはどうすればいいのか。
少数意見に目をつけます。話し合いのときには、いくつかの多数意見が出ます。まあ、当たり前ですね。けれども、私が一番大事にしているのは、その他の少数意見です。その少数意見の中に問題解決のアイデアが潜んでいるというのが、私の基本的な考え方です。
サイレントマジョリティーの中に潜む少数意見の中には、対立する多数派が思ってもみなかったようなアイデアがあるかもしれないんです。
 それを掘り起こすことによって、みんなが納得するというプロセスをつくり上げるのが、私の考えている合意形成です。
 もし、多数意見の間の調整に過ぎなければ、それはただの妥協です。 
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