「鳴神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」
「鳴神の 少し響みて 降らずとも われは留らむ 妹し留めば」
「雨が降ったら君はここに留まってくれるだろうか」
「雨なんか降らなくてもここにいるよ」
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鳴る神の 少し響(とよ)みて さし曇り
雨も降らぬか 君を留(とど)めむ
ほんの少し雷が鳴って
さぁって雲が広がって
雨でも降らないかなぁ
そうすれば、帰るって言うあなたを引き止められるのに……
鳴る神の 少し響(とよ)みて 降らずとも
我は留(とど)まらむ 妹(いも)し留(とど)めば
雷なんか鳴らなくても
雨なんか降らなくても
僕はここにいるよ
キミが引き止めるなら……