小選挙区制になって、
小泉チルドレンや小沢チルドレンが発生した
チルドレンたちはインタビューされると
執行部の考えに従うと「素直に」答えていたものだ
その延長に現在の安倍独裁がある
小選挙区制はもう一つの効果があった
民意の風が吹くと、中間層は右に揺れ、左に揺れる
当選回数を重視する政党内政治から言えば
中間層が支持する中間層の議員はその時どきの風によって落選するので
安定して当選するのは
公明党、自民党系右派宗教団体になった
一方で、当選者数は少ないが、共産党は一定の支持を維持している
これは風に左右されない右と左が安定しているということだ
安定している左は残念ながら議席に結びつかない
ただ、地方議会では、風に左右されない左は議席を維持している
安定している右は、風が吹いても、関係なしに当選する
すると、左の風が吹いた時に当選した自民党議員は、
右寄りの人が多くなるはず
そのなかで、左との差を鮮明にしようとして、改憲案を作ったりすると、
印象としてはとんでもなく右寄りになってしまう。
何しろ彼らは選挙の心配がない。
安定した宗教票に乗っていればいいのであるから
民意に耳を傾けるというよりは、民を従わせるという感覚になるだろう
宗教票に乗った二世三世議員の心理としてはそんなところだろう
先祖から受け継いだ地盤で、神社関係の票に守られ、さらには公明党の支援もあるとなれば、
怖いものもなくなるだろう
閣僚名簿と日本会議議員名簿の高い一致度
風に乗って当選しなければならない人たちは
民意に耳を傾けるだろう
しかし幹部にはなりにくい