ベストセラーに上がってくる書籍のうちの半数ぐらいが、びっくりするほどくだらない

“私は、ある季刊誌で、その年のベストセラー書籍の上位10冊ぐらいを読むという企画をこの5年ほど続けている。で、毎年必ず、その仕事をこなす度に、ひどく疲弊する。
理由は、ベストセラーに上がってくる書籍のうちの半数ぐらいが、びっくりするほどくだらないからだ。
まず、「くだらない本が売れている」という事実に、毎年打ちのめされる。
そして、そのくだらない本を読んで書評を書く作業に、さらに神経を擦り減らされるのである。”