「遺伝子のコピーの最大化」というゲームを行なうプログラム

“イギリスの生物学者ジョン・メイナード゠スミスは、ケンブリッジ大学の工学部を卒業して航空機の設計技師になった生粋のエンジニアで、第二次世界大戦後に大学に入りなおして生物学を学んだ。工学的な発想を叩き込まれていたスミスは、生き物を「遺伝子のコピーの最大化」というゲームを行なうプログラムだと考えた。このときにスミスが使ったのが、ゲーム理論という新しい学問だ。”