人生はいつでも途中で気がつく
ああここまで来てしまったなと思う
取り返しがつかないと思う
でもそれからまた時間が経ってみると
ああしまったここまで来てしまった
あのときだったらまだ取り返しがついたのにと
後悔する
結局、思いついたときにきっぱりと
ゼロから生き始めるのがよい
人生はこつこつと積み重ねるものだけれど
何度か、その積み重ねの全部を、ご破算にしてもいいと思う
生まれかわったつもりで
生き直すのだ
いつもまだ我慢ができるかと
問い直している
我慢ができるようなら
明日まで我慢してみよう
とりあえず明日まででいい
でも、どうしても、どうしても、だめだったら、
ゼロから始めたって、いい。
生まれかわったつもりになる。
継続して生きている自分は別の宇宙できちんと生きている。
選択があるということは
それぞれの選択肢が実在するということなのだ
心配はいらない
積み重ねは貴重である
それが人生だ
しかしそれはすべて過去である
過去はないものと思ってまた明日を生きてみるのも楽しいと思う
つらいけれど
楽しいととりあえず決めて前に進もう
そんな風にして
何度か人生を切り替えて
それでも変わらない一貫したものがあったら
それが自分なのだと思う
続けるか
ゼロから始めるかが問題なのではない
生きていることが問題なのだ
生き続けることが問題なのだ
ゼロからはじめて生き続けたときに
やっと自分が見えてくるだろう