公立高校教師

公立高校教師三年目です。まだまだ新米です。
6年間IT土方として働く
会社に嫌気が差す
人に教えるのが好きだったし教員免許も持っていたので、教員採用試験を受けてみる
たまたま一発で受かる
退職。教員に
 
一年目
高校で何を教えるのかすらわかってない状態。卒業後十年以上たってて、さっぱり忘れている。
そのため、毎日授業の準備をやりまくった。
家でも毎日勉強してた。
職員室独自の人間関係や雰囲気には慣れなかった。民間と違う非効率な雑務の多さにも絶望。
研修と雑務と部活と授業に追われて、気づいたら一年終わってた。
毎日7時に家出て、0時に家着く生活。家に着いてからは、毎日1時間くらい自分の教科の勉強。
IT土方時代よりは給料が上がったし、土日は休めたからそこまで不満はなかった。
でも、一年で世間の出来事とかから取り残された。
ニュースも見ない、新聞も見ないで、学校中心の生活。家では風呂入って寝るだけ。
オバマが大統領になったのを、真剣に年末くらいまで知らなかった。
 
二年目
一年経験して、多少授業の準備は楽になった。
担任に入ることになった。部活の顧問も変わった。
部活は土日も毎日練習があった。
一週間で休日が一日もなくなった。
担任業務で、雑務が色々増えた。
相変わらず毎日7時に家出て、0時に家着く生活。
土日は8時に家出て、20時頃帰ってくる生活。
BUMPの「ギルド」を聞いて、涙を流した。休みをください。誰に言うつもりだろう。
月の労働時間は400時間を超えた。
 
三年目
相変わらず担任だし部活顧問。
でも、7時に家出て、22時に帰ってくるようになった。
土日は8時に家出て、19時頃帰ってくる生活。
授業の準備をほとんどやらなくなった。
生徒の対応をする時間を、短くするようにした。
なるべく生徒と関わる時間を減らした。
それ以外に減らせる所はなかった。
真剣に働くと、終わりがない仕事だと悟った。