ペットボトル症候群 ソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス

ペットボトル症候群
英語: PET bottle syndrome
スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。
スポーツドリンクには、たいてい100mlに6g程度の糖分が含まれている。
ペットボトル飲料の普及とその手軽さから、知らず知らずのうちに過剰な糖分を摂取することになる。20代から30代の若者に多い。
最近は、暑さの為、発症者が多くなり、40代から50代の高齢者にも多くなっている。
ソフトドリンクを普段水代わりとして飲んでいる場合、1日に2リットル程度飲むと仮定すれば120 – 200gもの糖分を摂ることになる(熱量にして470 – 780kcal)。
糖尿病の一形態であるため基本的な症状は糖尿病と変わらない。
「喉の渇き」「倦怠感」「体重の急激な減少」など。典型的なのどの乾きの症状を単純な水分不足による喉の乾きと誤認し、更に清涼飲料水を飲むことで、いっそうの悪化を招く。重篤な場合は、糖尿病性ケトアシドーシスとなり、「多尿」「嘔吐」「腹痛」「意識混濁」「昏睡(糖尿病性昏睡)」から死亡に至る事がある。