"3-11から一年余の日、人々の真摯な「脱原発」の意識をあざ笑うかのように、
大狸にそっくりの日本の首相は、安全基準のまったくでたらめなまま、
大飯原発の再稼動を宣言した。
原子力保安院自身が「科学的根拠はない」というお墨付きを与えた(?)めちゃくちゃな安全基準である。
首相は、責任を取るというが、いったいどうやってなんの責任を取れるというのだろう。
痛ましいばかりの日本の政治の腐敗。
嘘で固めてその場を乗り切ればよいというひどい倫理の損傷。
国会答弁は議論にならず、官僚原稿の棒読みと、ヤジ。たまに発言すれば方向違いの失言。そして失笑。
しかも、もはや誰が何を言っても、それは国論を二分させようとする策動だ、日本を弱体化させようとする反日勢力の差し金だと大量の宣伝が続く。
マスコミ全般はすでに権力に占領され、懐柔され、ただの宣伝機関でしかない。
唯一の手段である選挙はなぜか機能していない。
マスコミの支持率調査ではこんなにも安部自民党は支持を得ているのかと愕然とする。
実際に選挙をすれば必ず勝っている。
野党は徹底的に分断され内紛で消耗してしまう
小選挙区の前、中選挙区の頃、金権選挙と言われて、政治腐敗が議論された
その対策として小選挙区が導入され、政党助成金が配られるようになった
その結果は現在の堕落と腐敗と大政翼賛である
その中心エンジンは日本会議であると言われているが
この組織がそんなにも緻密に権力把握をしているものなのだろうか
よく分からない
現時点で評価するならば、中選挙区・金権選挙は、たしかに悪い制度であった。
しかし小選挙区・政党中心・政党助成金の仕組みはさらに悪い制度であった。
何より、党内民主主義が機能していない。自由な言論が封殺されている。
それは我々国民の望むものではない。
決められる政治と言うが、集団的自衛権、TPP、改憲、年金資金運用、日銀決定、
どれも決めてほしくないものばかりである。
消費税と引き替えに約束したはずの議員定数の議論は曖昧なまま。
こんなことは決められないままである。
せめて9条を守りたい。"