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「君は正解がわかってたわよね[…]正解がわかっていながら、グループの方針を舵取りできなかったのだから、1番大事なコミュニケーション能力に欠けるってこと。わかってる?」
衝撃。アホなイケメンは砂漠で死ぬ。俺は砂漠で生き残れるが、この社会で生き残るスキルがないらしい。
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会社の新人研修で、ディベートだかコミュニケーションだかの授業があったよの。派手な服着たくるくるパーマのおばちゃん講師がお題を出す。
(問題)ここは北アメリカの砂漠です。あなたたちの乗った飛行機が墜落しました。近くの町は砂漠の向こうで100キロ先。持ち物は
・水4リットル
・パラシュート
・あとなんか(忘れた)
助かるために、グループで話し合って持ち物の優先順位をつけなさい。
もうこれね、すぐピンときた。普通の奴は、町までたどり着くにはどうしたらいいか考えて、持ち物の優先順位きめちゃう。だか、これはトラップだ!唯一の助かる方法は、墜落場所で影を作って救助が来るまで待機。たった4リットルの水で、100キロの砂漠に出たら1日もたないぜ!ありがとう、マスターキートン!
早速グループで話し合い開始。以上の内容を力説するも、ムカつく感じのイケメンが「いや、俺は待つなんで嫌だね。街に向かう一択だろ!」と言い出す。ばか!死ぬだろ!ってもめる。するとイケメンの横の女が、イケメンをチラチラみながら、「私も砂漠を超えるのがいいと思う!」とか言い出す。
結局、グループでは砂漠をこえる方針で発表することになり、おばちゃん講師から「ブッブー!ハズレぇ!」と言われる結果に。知ってたよ、でもイケメンが正義なんだよ。しかし、おばちゃん講師は続ける。
「君は正解がわかってたわよね」
(こくり)
「正解がわかっていながら、グループの方針を舵取りできなかったのだから、1番大事なコミュニケーション能力に欠けるってこと。わかってる?」
衝撃。アホなイケメンは砂漠で死ぬ。俺は砂漠で生き残れるが、この社会で生き残るスキルがないらしい。